埼玉新聞

 

<新型肺炎>旅館に発注の昼食弁当、小中学生用に無料配布 小鹿野町、経済対策や昼食支援に

  • 弁当を笑顔で受け取る中学生=23日午前11時15分ごろ、小鹿野町小鹿野の小鹿野総合センター

 小鹿野町は23日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済対策や昼食支援として、「小・中学生応援配食事業」を開始し、町内の旅館3館に発注した昼食弁当を小中学生用に無料で配布した。配布は土日祝日を除く5月1日まで。

 町によると、配布を希望したのは町内の小中学生815人のうち658人(80・7%)。内訳は小学生が509人のうち431人(84・7%)で、中学生306人のうち227人(74・2%)だった。

 配布場所は町内の6カ所の施設と5カ所の学童クラブ。小鹿野総合センターでは最多の約200食が用意され、小中学生や保護者が次々と訪れた。間隔を置いて並び、名前や学校名、学年を伝えると、マスクや手袋を着用した町学校給食センターの職員から笑顔で弁当と牛乳を受け取っていた。

 小中学生2人の子どもを持ち、弁当を受け取った女性(34)は「家で毎日作るのは大変なので、とても助かる」と話していた。

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