埼玉新聞

 

最大5千食の調理可“新”学校給食センター誕生へ 現センター老朽化で 稼働は25年の予定、初の試みも注目

  • 瑞沼学校給食センター(仮称)の建設準備が進む三郷市の瑞沼市民センターグラウンド

    瑞沼学校給食センター(仮称)の建設準備が進む三郷市の瑞沼市民センターグラウンド

  • 瑞沼学校給食センター(仮称)の建設準備が進む三郷市の瑞沼市民センターグラウンド

 三郷市は、市内中学校に学校給食を提供している岩野木学校給食センターが築47年と老朽化していることに伴い、瑞沼市民センターグラウンドへ新たに学校給食センターを建設する。9月末から本格的な工事に着工する。2023年度からの2カ年の継続費として総建設費31億5千万円を計上。24年11月末の工事完了を目指しており、25年1月から給食の提供を始める予定だ。

 建て替えをする瑞沼学校給食センター(仮称)は、敷地面積が約5600平方メートルの鉄骨造2階建て。市内中学校8校分の学校給食約4千食を提供する計画で、最大5千食分の調理が可能だという。市内初となる炊飯室やアレルギー対応室を設置するほか、食育について学べる見学通路や展示スペース、研修室兼食堂を導入する。また、災害時には北部地域の地区防災拠点となる瑞沼市民センターと連携し、炊き出しや防災広場として活用。かまどベンチや災害用トイレ、災害対応受水槽などを配備している。

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