埼玉新聞

 

<新型コロナ>心が痛い…高校総体、初の中止 県内では少林寺拳法を予定していた「安全が第一」

  • 新型コロナ 高校総体、初の中止

 全国高等学校体育連盟(全国高体連)は26日、ウェブ会議による臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今夏に埼玉など東北から九州の21府県で分散開催される予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止を全会一致で決めたと発表した。県内では上尾市の県武道館で8月19日から21日まで、少林寺拳法が行われることになっていた。競技中だけでなく移動や宿泊による感染リスクが大きく、生徒らの安全最優先で判断した。各競技の全国高校選手権を統合して1963年から始まった全国高校総体の中止は史上初めて。

■やむを得ない決断/県実行委員会事務局長の伊藤治也県保健体育課長の話

 今回の全国高体連の決定は、選手の皆さんの安全を第一に考えれば、やむを得ない決断であったと思います。これまで大会出場を目指し、日々ひたむきに活動してきた選手の皆さんのことを思うと心が痛みます。一刻も早い感染症の終息を切に願い、再び皆さんの人生において輝ける舞台が訪れることを心から願っています。

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