美里町長に原田氏 新人2氏破り4選 自民、公明推薦 前回、前々回は無投票当選
2020/04/27/00:00
任期満了に伴う埼玉県の美里町長選は26日投開票され、無所属で現職の原田信次氏(61)=自民、公明推薦=が、ともに無所属で元大学客員教授の竹内幹雄氏(73)、前町議の根本孝代氏(64)=日本維新の会推薦=の新人2氏を破り、4選を果たした。
前回、前々回と無投票で当選した原田氏は告示後に1日10回以上の街頭演説を行い、3期12年の実績をアピール。町政の継続を訴え、幸せで安心安全に暮らせるまちづくりを強調して支持を広げた。
岡山県津山市在住の竹内氏は若者が喜んで定住するまちづくりを掲げたが、知名度不足が響いた。根本氏は「オール美里で町づくり」を主張。「いいんですか、今のままで」と問い掛けたが、及ばなかった。
当日有権者数は9363人(男4701人、女4662人)。投票者数は5624人(男2789人、女2835人)。投票率は60・07%(男59・33%、女60・81%)で2008年の町長選を20・03ポイント下回った。
町長選に立候補した根本氏の辞職に伴う町議補選も同日投開票され、無所属新人の3氏が争った。投票者数は5620人(男2786人、女2834人)。投票率は60・02%(男59・26%、女60・79%)。