埼玉新聞

 

かつての球児がプレゼント…80歳「外野手コンビ」、不動岡高にピッチングマシンなど4台「レベルアップを」

  • ピッチングマシンとスポーツトラクターを寄贈した矢澤將之さん(左)と高澤秀直さん=8月31日、埼玉県立不動岡高校

    ピッチングマシンとスポーツトラクターを寄贈した矢澤將之さん(左)と高澤秀直さん=8月31日、埼玉県立不動岡高校

  • ピッチングマシンとスポーツトラクターを寄贈した矢澤將之さん(左)と高澤秀直さん=8月31日、埼玉県立不動岡高校

 埼玉県加須市大門町の防塵(じん)衣メーカー、ガードナーの代表取締役会長、矢澤將之さん(80)と久喜市久喜中央の高澤秀直さん(同)が、加須市不動岡の県立不動岡高校(豊田清明校長)に、共同でピッチングマシン3台とスポーツトラクター(グラウンドローラー)1台を寄贈した。

 2人は同校卒業生で、共に野球部出身の同窓生。矢澤さんは「会社の2階からいつも後輩たちのグラウンドでの練習風景を見ている。スポーツトラクターとピッチングマシンを有効活用してもらい、レベルアップしていただけたらありがたい」と話した。

 高澤さんも「矢澤さんと私は、外野手のコンビだった。高2の時、強かったのを覚えている。母校と野球部のために何かできないかと2人で考え、スポーツトラクターとピッチングマシンを寄贈することにした」と明かした。

 豊田校長は「特にグラウンドを整地するスポーツトラクターは非常にありがたい。体育の授業とか、野球、サッカー、ラグビーのグラウンド整地などで使いたい」と感謝した。

 同校2年の野球部主将、平井遼(はる)さん(17)は「野球部には旧式のピッチングマシンがある。新しいのが欲しかったのでありがたい。寄贈していただき、モチベーションが上がる。より一層頑張りたいと思う」と話した。

 寄贈されたピッチングマシンは、プロからアマチュアまであらゆるレベルで対応できる。ストレート、変化球、球速など自由自在。プロレベルの球速160キロも出せる。

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