かつての球児がプレゼント…80歳「外野手コンビ」、不動岡高にピッチングマシンなど4台「レベルアップを」
2023/09/12/11:18
埼玉県加須市大門町の防塵(じん)衣メーカー、ガードナーの代表取締役会長、矢澤將之さん(80)と久喜市久喜中央の高澤秀直さん(同)が、加須市不動岡の県立不動岡高校(豊田清明校長)に、共同でピッチングマシン3台とスポーツトラクター(グラウンドローラー)1台を寄贈した。
2人は同校卒業生で、共に野球部出身の同窓生。矢澤さんは「会社の2階からいつも後輩たちのグラウンドでの練習風景を見ている。スポーツトラクターとピッチングマシンを有効活用してもらい、レベルアップしていただけたらありがたい」と話した。
高澤さんも「矢澤さんと私は、外野手のコンビだった。高2の時、強かったのを覚えている。母校と野球部のために何かできないかと2人で考え、スポーツトラクターとピッチングマシンを寄贈することにした」と明かした。
豊田校長は「特にグラウンドを整地するスポーツトラクターは非常にありがたい。体育の授業とか、野球、サッカー、ラグビーのグラウンド整地などで使いたい」と感謝した。
同校2年の野球部主将、平井遼(はる)さん(17)は「野球部には旧式のピッチングマシンがある。新しいのが欲しかったのでありがたい。寄贈していただき、モチベーションが上がる。より一層頑張りたいと思う」と話した。
寄贈されたピッチングマシンは、プロからアマチュアまであらゆるレベルで対応できる。ストレート、変化球、球速など自由自在。プロレベルの球速160キロも出せる。