一足早く春 深谷でロウバイ見頃、古墳群の敷地に密集 植樹した子どもらは成人に 2月下旬まで楽しめる
2019/02/16/00:00
深谷市本田の鹿島古墳群敷地東側で約170本のロウバイが黄色い花を付け、見頃を迎えている。市内でロウバイが密集して植えられているのはここだけ。青空の下で一足早く春を告げている。
合併前の旧川本町が古墳群の本格的な公園整備を計画した際、一般からロウバイの植樹の寄付を募って植えた。植樹した子どもたちは現在、成人になっていて子どもの成長とともに木も育った。高いものでは4メートルほどある。近所の人たちも手入れをしながらロウバイを見守っている。
今シーズンも1月中旬ごろから順次咲き始め、花は今月下旬ごろまで楽しめる。同古墳群は100基を超す古墳が分布していたとされている。56基の古墳が県指定史跡の範囲に含まれている。古墳は6世紀後半から8世紀初頭までに造られ、直径10~20メートルほどの小規模な円墳が多い。
問い合わせは、市文化振興課(電話048・577・4501)へ。