埼玉県警西入間署は14日、ストーカー規制法違反（ストーカー行為）容疑で、同市西区指扇、柔道整復師の男（33）＝住居侵入罪で起訴＝を再逮捕した。

　再逮捕容疑は、恋愛感情を満たす目的で、今年7月16日から8月14日までの間、十数回にわたって坂戸市内の20代女性宅周辺に小型カメラを設置して撮影するなどしたほか、8月7日から同10日までの間、数回にわたって川越市内にある女性の勤務先付近で女性を携帯電話で撮影するなどして、ストーカー行為をした疑い。

　同署によると、被害者は男が当時勤務していた川越市内の整形外科医院の同僚で事務職の女性。8月14日、女性の自宅周辺で不審な男がカメラを設置するなどしているのを近隣住民が見つけて女性の家族に知らせ、家族が110番した。車のナンバーなどから男が浮上。捜査を進めたところ、昨年9月と10月に、当時勤めていたさいたま市内の接骨院に通院していた女性患者宅に侵入した疑いが分かり、住居侵入容疑で逮捕したという。

　男は再逮捕容疑を認め、「好きな気持ちを抑えられずにやってしまった」と供述しているという。