浦和西署は14日、詐欺の疑いで北九州市小倉南区中曽根東1丁目、無職の男（25）を逮捕したと発表した。逮捕容疑は、氏名不詳の者と共謀し、13日午前9時10分ごろから、さいたま市中央区の無職男性（68）方に弟などを名乗り「仮想通貨でもうかったので兄貴の口座に預けたい」などと電話をかけ、200万円をだまし取った疑い。

　同署によると、男性が税理士事務所職員を名乗る男に現金を渡した後、県外に住む弟に連絡。被害に気付き110番した。その後、JR大宮駅周辺で警戒に当たっていた県警の警察官が、駅構内のコインロッカーに荷物を入れている男を発見。職務質問した際に犯行をほのめかしたため逮捕した。

　男は「現金を受け取る『受け子』だと思ってお金を受け取った」と容疑を認めているという。