埼玉新聞

 

執行猶予中のストーカー男再逮捕 知人女性の親族に付きまとい、女性にメールした疑い…謝りたかった/県警

  • 埼玉県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 執行猶予中に知人女性の親族に付きまとったとして元被告の男が逮捕された事件で、県警人身安全対策課と鴻巣署の合同捜査班は15日、ストーカー規制法(禁止命令)違反の疑いで、加須市久下5丁目、無職の男(62)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、4月24日午前6時51分ごろから同8時半ごろまでの間、8回にわたって、自己のスマートフォンから知人の30代女性の携帯電話に、「実家をうろうろした」「おびえさせて申し訳ない」などとメッセージを送信した疑い。

 同課によると、男は4月7日、県警から同法に基づき、女性に連続メールなどをしないよう禁止命令を受けていた。男は女性に対する傷害の罪に問われ、4月10日、さいたま地裁で、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予4年の判決を言い渡されていた。

 県警は4月25日、女性の実家近くをうろついて親族に付きまとったとして、同法違反容疑で、男を逮捕。押収したスマホの履歴などから犯行を特定した。男は「文を作って送信ボタンを押した」と容疑を認め、「被害者に謝りたかった」などと供述しているという。

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