埼玉新聞

 

<お持ち帰りグルメ>熱々のナンにカレーいかが 川口で評判の料理店「スパイスイン インド・ネパール」

  • テークアウトできるインド料理店「スパイスイン インド・ネパール」のメニュー

  • サンジーブさん(左)とジテンドラさん。ともにブッダ生誕の地、ルンビニ出身

 JR蕨駅から県道111号線を東へ向かうと川口市前川のイオンモール川口前川だ。県道を隔てて南側の小さなビルの2階に、ネパール人のサンジーブ・セレスタさん(44)のインド料理店「スパイスイン インド・ネパール」がある。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ緊急事態宣言が続く中、生き抜くためのテークアウトを始めた。

 2005年に来日し、09年に開店した。「彼はとても勤勉」が大家さんら近所の評判。自分と同じブッダの生誕地ルンビニ出身の女性と結婚し娘は蕨市の市民病院で生まれた。「日本に来た時、とても苦労した。妻といろいろ約束をした」。英語のプロミス(約束)を守る、という意味で、娘はプロミサと名付けた。

 プロミサさんはいま9歳。川口市立上青木小学校で2年生まで学び、今は、ネパールの首都カトマンズで祖母らと暮らす。「カトマンズはコロナで2カ月間もロックダウン中。家から庭にも道路にも出たら逮捕です」。娘とは毎日スマホで顔を見ながら会話している。

 店は義弟のジテンドラ・セレスタさん(36)が手伝う。タンドリーで焼いた熱々のナン、カップに入ったカレー、野菜サラダの3品で500円。タンドリーで焼いたタンドリーチキン(一つ200円)を添えれば合計税込み700円。辛さは3段階。ほかにもメニューは多彩だ。

■スパイスイン インド・ネパール

 川口市南前川2の14の14、百ビル2階(電話048・497・3109)。午前11時~午後3時、午後5時~11時。火曜日は夜間休み

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