<新型コロナ>分散登校が始まる 秩父の小中学校で学校再開に向け 通学班を分け、1日置きに交代で登校
2020/05/19/00:00
秩父市の小中学校で18日、6月1日からの学校再開に向けた準備期間として、分散登校が始まった。通学班の地区や出席番号でグループを分けて、今月29日まで実施する。
同市野坂町の市立南小学校(山中正広校長、児童150人)では、四つの地域の通学班を二つの地域に分けて、1日置きに交代で登校。児童は4月10日以来の登校となり、通常より5分短い40分の授業を5時間実施し、給食(パン・牛乳)を食べて下校する。
教室は窓を開けたり、座席の間隔を空けたりするなど新型コロナウイルス対策も徹底。1年生の教室では、担任の倉林由佳教諭(32)が名前を呼ぶと、児童は「はい。元気です」と大きな声で答えた。
1年生の田沼暖庵(だんあん)さん(7)は「給食が楽しみ」と語り、倉林教諭も「元気よく子どもたちが来てくれて良かった」と安堵(あんど)した様子。山中校長(59)は「早く通常通りに再開できれば」と話していた。