<高校野球>花咲徳栄・監督、甲子園中止で肩落とす生徒に「強い人間になって」 代替大会、ぜひ開催を
2020/05/21/00:00
2017年の第99回全国選手権で県勢初優勝を果たし、夏の埼玉大会は5連覇中だった花咲徳栄の岩井隆監督は甲子園中止の決定に「日本高野連の方々がぎりぎりまで協議し、決断してくれた結果だけれど(中止は)残念だ」と心境を明かした。
4年ぶり5度目の出場を決めていた春の選抜大会に続く中止。同監督は「球児としての目標は失われたけれど進路に向けて頑張ってもらいたい。つらい時を乗り越えることで強い人間になる。うちの生徒にはそうなってもらいたい」と語った。県独自の代替開催の可能性もあり、同監督は「発表する場を与えたい。ぜひとも、開催してもらいたい」と願った。
1年生の夏から甲子園を経験している井上朋也主将は「夏に向けて努力してきたパフォーマンスを出せずに悔しい」と肩を落とす。それでも「2年生は今後の大会を目指し、3年生は進路に向けて、頑張っていきたい」と必死に前を向いた。