埼玉新聞

 

埼玉で激増する「二輪車の死亡事故」 小さいので、遅く、遠く見える二輪車…実際は真逆 車はどうすれば

  • 二輪車運転手にヘルメットやプロテクターの重要性を説明する警察官=22日、さいたま市西区三橋

    二輪車運転手にヘルメットやプロテクターの重要性を説明する警察官=22日、さいたま市西区三橋

  • 二輪車運転手にヘルメットやプロテクターの重要性を説明する警察官=22日、さいたま市西区三橋

 原付きを含む二輪車の交通死亡事故が県内で激増している現状を受け、県警交通総務課と交通機動隊、大宮西署は22日、さいたま市西区三橋6丁目の国道17号バイパス上り線で啓発活動を実施した。

 午前7時半ごろから約1時間、バイパスを通行する二輪車運転手を交通機動隊敷地内に誘導。チラシなどの啓発品を配布しながら、死亡事故が多発している状況の説明に加え、ヘルメットやプロテクターの重要性や正しい着用法を訴えた。

 県内の二輪車の交通事故死者は今年1~8月で23人で前年同期比で11人増となっている。県警交通総務課課長補佐の中村聡警部は「二輪車は小さく、遅く、遠く見られるなどの特徴があるが、思ったよりも近く、速いため、迷ったら行かない、二輪車を行かせてから右折することを特にお願いしたい」と、乗用車のドライバーに対しても注意を呼びかけた。
 

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