埼玉新聞

 

<新型コロナ>80代女性が再陽性 2度陰性確認後も入院継続、発熱あり検査し判明 川口では1人感染

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県内で23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1人、再陽性が1人判明した。県内でこれまでに確認された陽性者は999人(チャーター便帰国者含む)。死者は46人。県によると、感染者の指定医療機関への入院は36人、一般医療機関への入院は54人で、計90人が入院している。うち重症者は6人。ホテル療養は10人、自宅療養は4人。484人が退院し、療養終了は364人となった(23日午後5時時点)。

 さいたま市によると、再陽性の1人は医療機関に入院中の市内に住む80代の無職女性。女性は4月5日、発熱や下痢などの症状で入院。感染者と濃厚接触の疑いがあり、PCR検査で10日に陽性が判明した。5月2、4日に2度陰性を確認後も継続して入院。20日に38・0度の発熱があったため検査し、22日に再陽性が分かった。

 個室管理で医師らは感染防止策を徹底していることから、市保健所は濃厚接触者はいないとしている。容体は安定しているという。さいたま市での再陽性患者は初めて。

 川口市によると、市内に住む20代パート女性の感染が新たに確認された。市で感染経路などを調べている。

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