<お持ち帰りグルメ>1932年創業から続く汁、自慢の天丼いかが 鶴ケ島・手打ち江戸そばの店布袋家
2020/05/25/00:00
1932(昭和7)年創業。東京・内幸町で祖父が開いた店を87年に鶴ケ島へ移し、江戸そばを提供してきた。テークアウト用の天丼(税込み1200円・小サイズ950円、即席みそ汁付)は、創業以来守り続けるてんぷら汁が程よく効いて絶品だ。
エビ、かき揚げ、鱚(きす)をカラっと揚げ、ぜいたくに盛り付けている。「天ざるそば」(1300円)を店の代表メニューに推していることからも、てんぷらが自信の一品であることが分かる。
てんぷら汁(タレ)にこだわり、使う返しはしょうゆや砂糖、みりんを加熱して作る「本返し」ではなく、火を入れない「生返し」。創業以来、継承してきた老舗の味だ。2週間から1カ月ほど頃合いをみて寝かした生返しは、「どっしりとした味わい」で、さっくり揚がったてんぷらと相性が良く、食欲を盛り立ててくれる。
3代目店主の伊藤奬晃さん(53)は「返しに火が入っていないので、みりんやしょうゆ本来のしっかりとした味が生きている。創業以来変わらぬてんぷら汁の味と、サクサクしたてんぷらをお召し上がりください」と話している。
手打ち江戸そばの店布袋家 鶴ケ島市上広谷661の4(電話049・287・4545)。午前11時~午後3時、午後5時半~同8時(月~木曜日の店内飲食は当面、午後3時まで)。定休日は金曜日と第1土曜日。関越道鶴ケ島インターから車で5分。
【メモ】手打ち江戸そばの店布袋家
鶴ケ島市上広谷661の4(電話049・287・4545)。午前11時~午後3時、午後5時半~同8時(月~木曜日の店内飲食は当面、午後3時まで)。定休日は金曜日と第1土曜日。関越道鶴ケ島インターから車で5分。