埼玉新聞

 

帰宅途中の女性触り、財布盗む 容疑で東京消防庁の消防士長を逮捕 防犯カメラなどから関与浮上/浦和西署

  • 浦和西署=さいたま市中央区上峰

 浦和西署は26日、強制わいせつと窃盗の疑いで、東京消防庁救助課の消防士長(35)=さいたま市中央区上峰1丁目=を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年10月31日午前0時25分ごろ、同区の路上で、徒歩で帰宅途中だった20代女性の体を触るなどのわいせつな行為をした上、現金9千円などが入った財布1個(時価計4千円相当)を盗んだ疑い。

 同署によると、消防士長は帰宅途中で、女性と面識はなかった。女性が直後に「見知らぬ男に体を触られて財布を盗まれた」と110番。防犯カメラの精査などから消防士長の関与が浮上した。

 消防士長は「女性に声を掛けたが、キスをしていないし、財布も盗んでいない」と容疑を否認しているという。

 東京消防庁の佐藤宏紀広報課長は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。事実を確認し厳正に対処する」とコメントした。

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