<新型コロナ>さいたま市の330公共施設、6月1日めどに再開 密集避け、利用人数や入館時間を制限
2020/05/27/00:00
さいたま市の新型コロナウイルス危機対策本部員会議が26日に開かれ、臨時休館している市の公共施設330施設について、6月1日をめどに再開することを決めた。密集を避けるため利用人数の上限を設けるなどの感染防止対策を徹底し、間に合わない施設は準備が整い次第再開する。
市教育委員会は、再開する施設や感染防止対策を公表した。生涯学習振興課によると、公民館など60施設、図書館25施設、博物館9施設など99施設は6月1日(月曜日が休館の場合は2日)からいずれも再開する。4月1日に開館予定だった与野郷土資料館も6月1日に開館する。うらわ美術館だけは7月中旬をめどに展示を再開するとしている。
感染防止対策では、公民館は各室の利用人数の上限を設ける。図書館は1人当たりの入館時間を30分に制限し、15日から閲覧席や学習室の利用を再開する。博物館は利用人数の上限を定めて超えた場合は整理券を発行し、長時間滞在を回避するため目安の見学時間を示す。青少年宇宙科学館は見学者を小グループに分け、館内のエリアを一方通行にして時間を決めて見学する。宇宙劇場のプラネタリウムは各投映の定員を50人にする。
都市公園課によると、40公園の駐車場、26公園の複合遊具、10公園のバスケットゴールは5月27日から順次再開する。
埼玉県を含む全都道府県の緊急事態宣言が25日に解除され、県は外出自粛の要請を解除した。清水勇人市長は会議後の取材に「県外への不要不急の移動、夜の繁華街への外出はしばらく控えてほしい。市民利用施設については基本的に6月1日から再開するよう指示した。市民の皆さんにはご不便をお掛けするが、今しばらくお待ちいただきたい」と述べた。