埼玉新聞

 

<新型コロナ>子育て世帯に地域通貨1万円、加須市が配布 さらに10店の飲食達成者に先着で5千円進呈

  • 加須市役所=加須市三俣

 加須市は、新型コロナウイルス感染症対応の支援策として、子育て世帯に1万円分の「ちょこっとおたすけ絆サポート券」(地域通貨)を配布する。また、市内飲食店を応援するため、10店舗の飲食達成者(1店舗500円以上)先着2千人に絆サポート券5千円分を進呈する。

 絆サポート券は、生活費が増加している子育て世帯の支援と併せ、市内商店などの活性化が目的。国の定額給付金10万円と子育て世帯臨時特別給付金1万円のほか、市独自の支援策として、受給対象児童1人につき各1万円のサポート券を重複して配布する。

 対象は、児童手当受給対象児童、児童扶養手当(ひとり親家庭など)受給対象児童、就学援助受給世帯対象児童、障害児福祉手当受給対象児童で、計約1万6500人。サポート券の取扱店は606店舗。予算は約1億8266万円。

 事業者支援は、「かぞエール飯(めし)」をうたっている。取扱店で500円以上飲食するともらえるスタンプを10店舗分集めると、達成者には絆サポート券5千円分(先着2千人)を進呈する。期間は6月10日から9月30日までで、2千人達成時点で終了する。予算は約1600万円。

 感染予防は、高齢者や障害者を支える訪問系サービス事業所などに使い捨て防護服、フェースシールド、使い捨て手袋の3点セットを市が購入して配布する。予算は約425万円。

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