埼玉新聞

 

<お持ち帰りグルメ>人気店の極秘レシピ継承、食欲そそる冷しスタミナラーメンいかが 朝霞・居酒屋の和

  • 人気店「娘娘」の看板メニューを提供

  • 「娘娘」のメニューのレシピを継承する田村直子さん(右)と妹の山形美穂子さん

 埼玉県民のソウルフードとして知られる「スタミナラーメン」。朝霞市の居酒屋「和(かず)」は、人気店「娘娘(にゃんにゃん)」の看板メニューの数々をテークアウトで提供している。4月末からランチ向けに始めたところ、口コミで広がり、わざわざ浦和から足を運ぶ客もいるという。

 スタミナラーメンは汁物のため、持ち帰りできるのは「冷しスタミナラーメン(通称・冷スタ)」(税別700円)。ピリ辛の温かいあんが、もちもちの太麺に絡み、食欲をそそる。特製の「ギョーザ」(同380円)や「スタカレー」(同600円)、「冷しジャージャー麺」(同)もある。太麺を塩としょうゆで味付けた「ヤキソバ」(同700円)も人気メニューの一つ。

 朝霞でなぜ「娘娘」のメニューが出せるのか。旧浦和市内で長年、店を構えていた「娘娘」のマスター田中雅人さん(故人)の極秘レシピを妻の田村直子さんが継承。妹の山形美穂子さんが経営する同所の店で提供し始めた。田村さんは「緊急事態宣言が解除され、テークアウトも減りますよね。浦和でまたお店を出したい」と話している。

【メモ】居酒屋「和」

 朝霞市西弁財1の16の19(電話048・471・8337)。昼営業は6月から土日曜のみ、正午~午後3時。夜は午後5時~同10時。テークアウトは夜間も可。定休日は火、水曜日。東武東上線朝霞台駅(JR北朝霞駅隣接)から徒歩3分。

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