病院の移転中止に便乗 自称病院仲介業の男逮捕、1500万円だまし取った疑い/熊谷署
2020/06/05/00:00
熊谷署は4日、詐欺の疑いで、小川町みどりが丘5丁目、自称病院仲介業の男(74)を逮捕した。
逮捕容疑は、2015年3月、不動産契約の破棄に伴う和解金名目で1500万円をだまし取った疑い。男は金を受け取ったことは認めているが容疑は否認しているという。
同署によると、男は、病院の移転に伴う調剤薬局の新設を巡り、病院側と薬局側の建物賃貸契約の仲介をしていたが、移転計画は中止になり、病院側が薬局側に違約金など約6千万円の返済義務を負うことになった。
男は薬局側と和解契約をしていないのに、「薬局との話し合いの結果、5300万円で和解が成立した。和解金のうち、1500万円を負担してほしい」などと偽り、口座に送金させていた。