埼玉新聞

 

乗用車に追突、車と同乗者残し逃走…容疑の組幹部逮捕 弁護士伴い出頭、ひき逃げについては否認/狭山署

  • 狭山署=狭山市稲荷山

 県警交通捜査課と狭山署のは5日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、指定暴力団住吉会傘下組織幹部の無職の男(55)=入間市狭山台2丁目=を逮捕した。

 逮捕容疑は、5月17日午後8時20分ごろ、入間市小谷田1丁目の国道16号で乗用車を運転中、前方で停止しようとしていた乗用車に追突。運転していた東京都内の自営業男性(66)と同乗の妻(56)の首に全治2週間の軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。

 同課によると、現場は片側2車線の直線道路。男は事故後、車と同乗者の男性を残して逃走。車は本人名義のものではなかった。

 けがをした男性が直後に110番。周囲の防犯カメラやドライブレコーダーの捜査から、男が浮上した。

 県警が逮捕状を取って行方を捜していたところ、今月5日午後3時ごろ、男が弁護士を伴って狭山署に出頭した。

 男は「事故を起こしたことは間違いない」と供述し、ひき逃げについては否認しているという。

ツイート シェア シェア