埼玉新聞

 

イチローズモルトで使用、黄金色に実った大麦を刈り取り 秩父で収穫作業「おいしいウイスキー造って」

  • コンバインで刈り取られる黄金色に実った大麦=6日午前9時35分ごろ、秩父市太田

 秩父市太田で6日、農事組合法人大田営農が大麦の収穫を行った。刈り取った大麦は、ウイスキーブランド「イチローズモルト」で知られる同市みどりが丘のベンチャーウイスキーが原料で使用する。

 大田営農は3年前から大麦を栽培。栽培面積は徐々に増やしており、今年は4・5ヘクタールまでに拡大した。収穫作業は今月から始まり、この日は2台のコンバインを使い、黄金色に実った品種「ゴールデンメロン」を刈り取った。

 ベンチャーウイスキーは英国のウイスキー品評会で、世界最高賞を4年連続で受賞している。大田営農の冨田幸夫組合長(69)は「今年の大麦は昨年より出来が良いので、おいしいウイスキーを造ってくれれば」と話していた。

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