埼玉新聞

 

妻が恐怖…夫いない深夜、いきなり家の窓ガラス割れる 外に出た妻、強奪しようとした覆面男ら発見…車で逃走したので通報 特定された男4人を逮捕、年齢は21~24歳

  • 新座署に入る男(右)=2日午前9時40分ごろ

    新座署に入る男(右)=2日午前9時40分ごろ

  • 新座署に入る男(右)=2日午前9時40分ごろ

 今年5月、幸手市内の住宅に強盗目的で侵入したとして県警捜査1課と幸手署は3日までに、住居侵入と強盗予備の疑いで、21~24歳の男4人を逮捕した。4人は闇バイトで知り合ったとみられ、県警が犯行に至った経緯や当時の詳しい状況、余罪の有無などを調べている。

 逮捕されたのは、いずれも住所不定のトラック運転手の男(24)と造園土木作業員の男(21)、大阪市東淀川区豊新5丁目、職業不詳の男(24)、茨城県土浦市中神立、自称自営業の男(22)の4容疑者。

 逮捕容疑は共謀の上、5月15日午前10時50分ごろ、幸手市北1丁目の住宅に、窓ガラスを壊して侵入し、金品強取の機会をうかがった疑い。県警は共犯事件で今後の捜査に支障があるとして、4人の認否を明らかにしていない。

 捜査1課によると、住人の70代女性が「10時50分ごろ、家のガラスが割れたので外に出たら覆面をした男2人が車で逃げていくのを見た」と110番。周辺や広範囲の防犯カメラの解析、証拠資料の精査などから4人の犯行を特定した。トラック運転手の24歳男、22歳男が実行役で、21歳男、職業不詳の24歳男が運転手役だったとみられている。

 住宅は夫婦2人暮らしで当時、70代の夫は不在だった。金品の被害はなく、けが人もいなかった。県警は犯行グループが何らかの犯行道具や凶器を所持していたため、強盗目的で侵入したと特定した。トラック運転手の24歳男、21歳男は他県警に別の事件で逮捕されていた。

 複数人で犯行に及んだ手口などから、4人は闇バイトで知り合った可能性が高いという。県警は別に指示役がいるとみて、捜査を進めている。
 

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