感動した…埼玉新聞社が手づくりマスク募集、反響大きく2倍超のマスク届く 埼玉各地に無料配布へ
2020/06/09/00:00
埼玉新聞社と埼玉新聞社会福祉事業団は8日、彩の国すこやかプラザで「手づくりマスクの輪プロジェクト」のマスク贈呈式を行い、企画に賛同し、5月中旬までに布マスク製作に協力した読者・県民から届けられたマスク6593枚を県社会福祉協議会(山口宏樹会長)、県老人福祉施設協議会(遠井美智子会長)、県児童福祉施設協議会(丑久保恒行会長)に寄贈した。
同プロジェクトは新型コロナウイルス感染拡大の防止策の一環として、マスクを必要としている方へ無料で届ける取り組み。15の賛同企業・団体の支援金(寄付金)で5月からプリペイドカードを謝礼として募集を始めた。当初3000枚を上限にしていたが反響は大きく2倍を越える枚数が事務局に届けられた。
贈呈式のあいさつで埼玉新聞社の関根正昌社長は「入手困難だったマスクを、集合体にして必要とされる方々へ配る取り組み。これほどの善意が寄せられ感動した。いち早く周りの方々に役立ててほしい」と話した。
受け取った県社会福祉協議会の山口宏樹会長は「この大変な時にみんなで協力して事を成すのはすごいこと。各施設のお子さま、老人、職員の方々に活用していただけると信じている」とお礼を述べた。
手作りマスクは同3会経由で6月中旬に県内各地の施設に届けられる予定。