埼玉新聞

 

<高校サッカー>あす決勝T開幕! 優勝争いの中心は同一ゾーンの昌平、武南 浦和南、正智深谷も頂点視野

  • 巧みなパスで攻撃のタクトを振る武南の松原

    巧みなパスで攻撃のタクトを振る武南の松原

  • 決勝トーナメントの組み合わせ(2023サッカー高校選手権埼玉大会)

    決勝トーナメントの組み合わせ

  • 巧みなパスで攻撃のタクトを振る武南の松原
  • 決勝トーナメントの組み合わせ(2023サッカー高校選手権埼玉大会)

 サッカーの第102回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は8日、48校による決勝トーナメントが開幕する。決勝は11月14日(午後2時5分)に埼玉スタジアムで行われ、優勝校が全国高校選手権(12月28日~来年1月8日)に出場する。U―18(18歳以下)プレミアリーグ東地区の昌平は準々決勝から、第1シード武南は3回戦から登場し、その他のシード校は2回戦から参加する。今大会は4年ぶりに1回戦から一般公開し、声出し応援が解禁される。

 2連覇を狙う昌平と今季県大会3冠の武南が優勝争いの中心。県高校総体準優勝の浦和南と同4強正智深谷も頂点を見据える。

■武南―昌平ゾーン

 優勝候補の2校に加え、県新人大会準優勝の武蔵越生、関東大会県予選準優勝の埼玉平成に、プリンスリーグ関東2部の西武台と昨年準優勝の成徳大深谷が名を連ねた。優勝候補といえども決勝まで勝ち上がるのは容易ではない。武南は松原、川上、高橋秀のMF陣を中心に素早いパスワークと対応力が強み。昌平はMF長(おさ)、MF土谷の全国選手権経験者に、飛び級でU―17(17歳以下)日本代表に選ばれた1年のMF山口ら技巧派がそろう。成徳大深谷―浦和西は1回戦から実力校同士の対戦となった。本庄第一、細田学園、市浦和、大宮南などSリーグ勢も上位進出を狙う。

■正智深谷―浦和南ゾーン

 5年ぶりの栄冠を狙う浦和南は例年同様、粘り強い守備が身上。GK金悠聖を中心に堅守を貫き、MF伊田ら攻撃陣が好機をものにする。6日現在、S1リーグ首位の正智深谷はリーグ15試合で9失点と守備力が高い。MF大石、FW服部にボールを集めて攻撃の形を築き、得点を奪う。昨年、1回戦から勝ち進んで4強入りを果たした埼玉栄と浦和学院は、再び快進撃を見せるか。1回戦から国際学院―聖望学園、花咲徳栄―立教新座と好カードがめじろ押しだ。

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