埼玉新聞

 

偽造商品券でスーパー被害、容疑で男逮捕 印刷が精巧、背後に組織か 商品券扱う業者が見抜く/東入間署

  • 東入間署=ふじみ野市うれし野

 東入間署は9日、偽造有価証券行使、詐欺の容疑で、川越市岸町2丁目、自称塗装業の男(46)を逮捕した。

 逮捕容疑は、氏名不詳者と共謀して、2019年5月27日午前2時ごろ、ふじみ野市のスーパーで、レジにいたアルバイト店員男性に1枚5千円の偽造商品券4枚を渡し、タバコ4カートン(計1万9800円相当)をだまし取った疑い。同署は男の認否を明らかにしていない。

 同署によると、商品券などを扱う委託業者が偽造商品券であることに気付き、同店に連絡。店から届け出を受けた同署は店の防犯カメラの映像や商品券の鑑定などから男を特定し、行方を捜していたところ、別の事件で逮捕されていることが分かった。

 偽造商品券はカラーコピーなどではなく、大手クレジットカード会社発行の商品券を模造した精巧な作りであることなどから、同署は背後に偽造組織がある可能性もあるとみて、入手経路を調べている。

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