恋愛禁止に驚き…中国人教諭、学校規則を紹介 さいたまの中学校で生徒らと交流「中国は8時間目まである」
2019/02/20/00:00
中国の中等学校で日本語を教えている中国人教諭19人が、さいたま市北区の市立泰平中学校(星野浩校長)を訪れ、日本の中学校教育現場を見学した。教諭らは生徒と給食や授業を共にして交流を深めた。
今回の訪問は独立行政法人「国際交流基金 日本語国際センター」主催の「中国中等学校日本語教師研修」の一環で行われたもの。1999年度から実施し、昨年度まで386人の日本語教諭を受け入れてきた。
4時間目の授業見学後、教諭たちは1~3年生と特別支援学級の計13クラスに分かれ、生徒と一緒に給食を味わった。
その後は体育館と武道場に分かれて、中国の文化を紹介するプレゼンテーション授業。中国の学校では時間割が8時間目まであることや、恋愛禁止の規則があることを説明すると、生徒からは驚きの声が上がった。また中国を学ぶクイズも行われ、教諭と生徒は楽しいひとときを過ごした。
王維さん(31)は貴州省の凱里第一中で日本語を教え、今年で5年目。「大坂なおみ選手など、最近の日本テニス界の活躍はすごい。生徒がどういった練習をしているのか見てみたい」と部活動の見学を楽しみにしていた。
3年生の仁部ひな乃さん(15)は「皆さん日本語が上手で驚いた。私も中国語を学びたいと思った」。神山未希さん(15)は「若者の流行も教えてもらい、中国により興味を持った。もっと中国について勉強したい」と話していた。