<新型コロナ>ふじみ野市、水道料金を減免 減額総額は2億600万円 市長ら給与減額、財源に充てる
2020/06/11/00:00
ふじみ野市は10日、新型コロナウイルス感染症対策の緊急支援のため、水道料金の減免や自治会など自治組織に同対策事業費を補助したり、災害避難所に非接触型体温計を配置するなど市の独自事業を実施する、と発表した。1日から開会している6月議会に約2億1千万円の20年度一般会計補正予算案を追加提案し、議決後に着手する。
市によると、水道料金は今年7月と8月の2カ月の検針分について、5万円を上限に減免する。対象は一般家庭と事業者約5万3800件で、減額総額は約2億600万円。自治会など自治組織計57団体が取り組む非接触型体温計の購入費など感染症対策事業に対し、4万円から20万円の補助金を支給する。
また、災害時に開設する救護所や避難所に指定されている小、中学校の避難者用に非接触型体温計約60個と感染予防の消毒液などを購入する(約350万円)。7月から9月までの3カ月間、市長ら三役の月額給与を30%~15%減額し、削減額約160万円を感染症対策の財源に充てる。