埼玉新聞

 

異変…女性客が「教えてほしい」…郵便局員が説得、直感で局長が通報 的中し詐欺阻止 目の当たりにした詐欺師の罠、“最後のとりで”となった活躍に称賛

  • 中山和典署長から感謝状を贈呈された堀恵子さん(左)=鴻巣署

    中山和典署長から感謝状を贈呈された堀恵子さん(左)=鴻巣署

  • 中山和典署長から感謝状を贈呈された堀恵子さん(左)=鴻巣署

 特殊詐欺を見抜き、未然に防いだとして、埼玉県警鴻巣署は、「北本二ツ家郵便局」の堀恵子局長(50)と手呂内直也課長(44)に感謝状を贈呈した。

 同署や堀さんによると、手呂内さんは7月21日午後5時ごろ、郵便局を訪れた70代女性から「ATMの使い方を教えてほしい」「市役所からお金が戻ってくると言われた」などの申し立てを受け、特殊詐欺被害を疑い、振り込み手続きをしないように説得。堀さんがすぐに同署へホットライン通報し被害を防いだ。

 堀さんは「今回、犯罪の手口を目の当たりにした。金融機関や郵便局は最後のとりで。これからも犯罪防止に努めていきたい」と力強く話した。同署の中山和典署長は「普段から職員の方々が、特殊詐欺被害防止に真剣に取り組んでいただいているたまものだと感謝している」とたたえた。
 

ツイート シェア シェア