サウナブームさらに非日常体験を 越生のリゾート型複合施設で空旅プラン 東京タワー、六本木ヒルズ上空へ
越生町のリゾート型複合施設「BIO‐RESORT HOTEL&SPA O Park OGOSE」は、宿泊プランと同施設敷地内-東京ヘリポート(東京都江東区)間のヘリコプターの利用をセットにしたサービスの申込を開始した。
■空旅を加えてさらなる非日常・贅沢な時間を
グランピングキャビンや森の中の空中に浮いたフロートドームテント、地元のマスコットキャラクターをモチーフにしたドームキャビンなどさまざまな年齢層や旅行の目的に対応した宿泊プランを用意する同施設。今回はその中でも、今年3月にオープンしたプライベートサウナ付きの一棟貸し施設「サウナスイートキャビン」とのパックがサービスを開始する。
サウナを楽しみながら、自由な時間を過ごすことができるサウナスイートキャビン。 同施設を運営する温泉道場によると、近年のサウナブームに加えて「非日常で贅沢な時間の使い方ができる」との口コミからファンが定着しつつあるというが、今回のパックではさらなる非日常で贅沢な時間の提供を実現させる。
ヘリコプターからは、飯能市のムーミンバレーパークのほか、東京タワーや六本木ヒルズを上空から眺めることも。これまでにない特別な国内旅行のプランを完成させた。
■埼玉の新たな観光コンテンツに
「空の旅が手軽で身近になりつつある」と話すのは、今回のパックで、ヘリコプターの運行を担当する航空運送代理事業を手掛ける「AirX」の代表取締役手塚究氏。
同社では昨年の夏に、宿泊施設と協業し、実証実験で東京―箱根間の運行を実施。ヘリコプターのライドシェアサービスを提供する同社では、通常のチャーター料金の相場を1人あたり約8分の1の価格での提供を可能にし、小さな子どもや高齢者がいる家庭に家族旅行の交通手段としても使用するケースも複数あったという。
19日から利用開始となるサウナスイートキャビンのパックの1人あたり(3人での利用の場合)の料金は、6万200円から。温泉道場の代表取締役社長執行役員兼グループCEOの山﨑寿樹氏は「国内旅行でも今までとは違う旅行を提供していきたい。埼玉県の新たな観光コンテンツに育てていければ」と意気込んでいる。