和光の男性遺体、19歳少年と男を逮捕 駐車場に止めた軽ワゴン車内に遺棄した疑い
2020/06/13/00:00
和光市の駐車場の車内で住居職業不詳の岩渕和政さん(31)の遺体が見つかった殺人死体遺棄事件で、県警は13日、岩渕さんの遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで、いずれも無職で、東京都内に住む少年(19)と川越市の男(23)を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、少年と男は4月14日ごろ、和光市白子2丁目の月決め駐車場に止めた軽ワゴン車内に岩渕さんの遺体を遺棄した疑いが持たれている。
県警は3日、この事件に関連し、少年と男のほかに複数人の男を詐欺や詐欺未遂容疑で逮捕していた。その後の調べで、少年と男が岩渕さんの死体遺棄に関与した疑いが浮上した。
岩渕さんの遺体は5月10日午後2時40分ごろ、通報を受けて駆け付けた警察官が発見した。首や背中など複数カ所を刺されており、司法解剖の結果、死因は失血死だった。遺体は毛布で包まれ、上からテープが巻かれていた。
車内からは血の付いた包丁も発見。車は盗難車で、東京都板橋区内の会社から盗まれたものだった。
県警朝霞署捜査本部によると、岩渕さんは2019年2月ごろ、親族らに「埼玉の方で仕事をする」と告げて出身地の大分県を離れた。しかし、今年4月14日以降、連絡が取れなくなっていた。