埼玉新聞

 

半透明な姿、幽霊のような?ギンリョウソウ見頃 100輪が自生、滑川の森林公園で顔出し始める

  • 「あざみくぼ沼」周辺で顔を出し始めた幽霊のような? ギンリョウソウ=11日、滑川町山田の国営武蔵丘陵森林公園

 梅雨入りとなった11日、滑川町山田の国営武蔵丘陵森林公園では、梅雨の草花「ギンリョウソウ(銀竜草)」が見頃を迎え、訪れた人たちの目を楽しませている。

 高さ10センチほどのイチヤクソウ科の腐生植物。湿った森の中で咲き、草姿が銀色の竜に見えることから「ギンリョウソウ」と名付けられ、根以外は全て白く半透明な姿から「ユウレイタケ」の別名もある。

 園内の「あざみくぼ沼」や「泥沼」周辺に、各約100輪が自生する。天候にもよるが、「今月中旬ごろまで楽しめる」という。見学した入園者の感想は「変わった花で。思った以上に小さいですね」。

 なお、新型コロナウイルス感染拡大防止対策で、遊具や園内バス、ドッグランなどは利用を中止している。

 問い合わせは、国営武蔵丘陵森林公園(電話0493・57・2111)へ。

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