埼玉新聞

 

東上線の中3女子死亡事故、三芳の全小中学校で報告 保護者にも報告書 遺族は匿名と経過の非公表を希望

  • 東上線の女子生徒死亡事故を全小中学校で報告

 三芳町立中学校3年の女子生徒が13日、富士見市関沢の東武東上線踏切内で列車にひかれ死亡した事故を受け、同町内の全小、中学校は15日、校長の校内放送で、女子生徒を匿名にした事故報告を実施するとともに、各学級担任を通して保護者宛ての事故報告書を各生徒や児童に配布した。

 東入間署によると、女子生徒は13日午前10時15分ごろ、同所の踏切で、池袋駅発川越市駅行き下り普通列車(10両編成)にひかれ、死亡した。現場の状況から、同署は自殺とみて調べている。

 町教委によると、遺族は女子生徒の匿名と経過の非公表を希望しているという。同学校教育課は「遺族と学校、警察と協力し、原因などを調査していきたい」としている。

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