埼玉新聞

 

ストッキングも代用 中高生のアイデア満載、手作りマスク1200枚を熊谷市に寄贈【#コロナとどう暮らす】

  • 手作りマスクを寄贈した(左から)林代表、野原涼平会長、槙山さん、笹川さんと富岡市長=熊谷市役所市長室

 熊谷市ジュニアリーダースクラブ(林昌己代表)の男女中高生270人が手作りマスク約1200枚を熊谷市に寄贈した。中学生以上で構成されるボランティア活動と研修がメインの同クラブには熊谷市内の中学生430人、高校・大学生23人が所属。母体である熊谷市子ども会育成連絡協議会のカルタ大会や健全育成会の非行防止キャンペーンなどで活躍している。

 新型コロナウイルス感染拡大で不足しているマスク確保の手助けをしようと5月初旬に研修会の一環として呼び掛け、わずか3週間で千枚以上が集まった。

 市立荒川中3年の槙山奈菜花さん(14)は、自分の浴衣を解き立体マスクに。「型紙から裁断、ミシン縫製と1枚作るのに1日かかりました」。同大幡中1年の笹川悠香さん(12)は、キッチンペーパーとマスキングテープで52枚を製作。「耳ゴムが手に入らないのでストッキングを代用しました」とアイデアも満載。富岡清熊谷市長は、「熊谷の中学生は思いやりにあふれ素晴らしい。マスクは子育て支援拠点などで活用してもらいたい」と話した。

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