埼玉新聞

 

空き巣繰り返した疑い、男を追送検 現金1068万円や商品券など盗む「生活費に使った」/蕨・大宮署

  • 蕨署=蕨市錦町

 さいたま市や上尾市などで空き巣を繰り返したとして、蕨署と大宮署の合同捜査班は19日、窃盗などの疑いで、上尾市瓦葺、自営業の男(56)=住居侵入と窃盗罪で起訴=をさいたま地検に追送検した。捜査班は空き巣事件など80件(被害総額約1208万円)を確認し、このうち78件(被害総額約1203万円)を追送検して捜査を終結した。

 追送検容疑は2017年10月下旬ごろから今年2月下旬ごろまでの間、さいたま市内などの住宅など78カ所に侵入し、現金計約1068万円と商品券など331点(時価約135万円相当)を盗んだ疑い。「生活費に使った」と供述しているという。

 蕨署によると、男は2月26日、蕨市内の一般住宅に空き巣目的で侵入したとして、家人の男性会社員(53)に取り押さえられ、住居侵入容疑で現行犯逮捕された。その後の捜査で、住宅の窓ガラスをドライバーで割って侵入するなどの手口から、一連の犯行を特定した。

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