リフォーム代の引き出し不審 以前もリフォーム…面識ある行員、詐欺疑い通報 被害防ぎ浦和署が感謝状
2020/06/20/00:00
特殊詐欺を未然に防いだとして浦和署は18日、さいたま市浦和区の埼玉りそな銀行北浦和西口支店に感謝状を贈呈した。
同店には5日、中央区の女性(82)が来店。リフォーム代として500万円の引き出しを求めたことから、窓口担当をしていた松尾圭子さんが特殊詐欺を疑った。以前、自宅訪問をして女性と面識があった同店の池田道子さんも、半年前にリフォームしていることなどから不審に思い、同店がホットライン通報。駆け付けた警察官が付近で女性を発見し、被害を未然に防いだ。
松尾さんは「焦っているようだったので深く話を聞いた」。池田さんは「以前もリフォームしていたので、おかしいと思った。大切なお金を守ることができてよかった」と話していた。
同署の新井文夫署長は「今後も銀行など関係機関と連携して、一件でも多く水際防止をしていきたい」としている。