容器に手を触れず、衛生的に消毒 足踏み式消毒スタンド、川越市に地元企業が寄贈【#コロナとどう暮らす】
2020/06/21/00:00
新型コロナウイルスの感染予防に役立ててもらおうと、川越市久下戸の業務用厨房機器メーカー「仲産業」(仲剛社長)は、新たに開発した足踏み式消毒スタンド3台を川越市に寄贈した。
寄贈されたのは、ペダルを踏むと、手指消毒液が入ったポンプが押され、容器から消毒液が噴射される商品「ペダルクリーン」。容器に手を触れることなく、衛生的に手指消毒を行うことができる。
スーパーマーケットの出入り口に置かれた、感染防止用の手指消毒容器を渋々、肘で押す買い物客を仲社長が見掛けたことが製作のきっかけ。同社は冷蔵庫からシンク、食器消毒保管庫まで一貫した社内製作にこだわり、ペダルクリーンも図面から1カ月ほどで完成させた。
「こうした物であれば世の中に貢献できる。ぜひ使ってほしい」と仲社長。寄贈された消毒スタンドは市役所本庁舎や東庁舎、市保健所に設置される。市販もされ、本体価格4万9800円。ステンレス製(重量5キロ)で水洗いしてもさびない。
問い合わせは、仲産業(049・235・2668)へ。