さいたま地検は16日、他人名義のクレジットカードを使って不法に入手した航空券を売却し、収益を得ていたとして逮捕された東京都板橋区の会社員男性(28)について、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。
男性は氏名不詳者と共謀の上、昨年10月10日、航空会社の管理するサーバーコンピューターで他人のクレジットカードを使用。航空券1点を購入する旨の虚偽の情報を与えて不実の電磁的記録を作成し、財産上の不法の利益を得た上で犯罪収益を得た事実を仮装したとして、電子計算機使用詐欺、組織犯罪処罰法違反の疑いで6月13日に県警サイバー捜査課と川越署に逮捕されていた。