ホテルで横になるアイマスク女性…首絞め殺害 男に懲役15年求刑 女性の言動、早い退室に不満/地裁
2020/06/24/00:00
昨年12月、川越市内のホテルで女性の遺体が見つかった事件で、殺人の罪に問われた、坂戸市、無職の男(53)の裁判員裁判の論告求刑公判が23日、さいたま地裁(中桐圭一裁判長)で開かれ、検察側は懲役15年を求刑した。判決は26日。
論告で検察側は、女性の言動にいら立ち、アイマスクをして横たわる女性の首をロープで絞めたことについて「確実に死亡させるという強い殺意で犯行に及んでおり、動機も身勝手」と指摘。懲役15年を求刑した。
弁護側は女性の話の内容や約束の時間より早く立ち去ろうとしたことに不満を持った犯行で、「突発的で計画性はなかった」と主張。強固な殺意があるとはいえないとして、懲役12年を求めた。
起訴状などによると、男は昨年12月19日、川越市脇田本町のホテルの一室で、女性=当時(34)=の首をロープで絞めて、窒息死させたとされる。