埼玉新聞

 

私立高オンライン説明会好評、進学塾サイン・ワンが開催 大宮開成、浦学、徳栄、叡明、昌平、浦和実が参加

  • 視聴者に情報を発信する参加校の担当者=20日、さいたま市見沼区のサイン・ワン東大宮本部校

 受験生とその保護者に入試情報を届けようと、県内を中心に50教室以上を展開する学研グループの進学塾サイン・ワンは20日、オンラインによる「私立高校学校説明会」を行い、延べ700人が、各校の担当者から語られる本年度の入試情報に耳を傾けた。学研スタディエ首都圏教育本部・県南地区エリア長の太田敏雄氏は、「保護者から多くの反響を頂いている。今後もさまざまなオンラインを活用した説明会や講義を検討していきたい」としている。

 説明会に参加した高校は、大宮開成、浦和学院、花咲徳栄、叡明、昌平、浦和実業の計6校。各校とも校長や募集担当者らが、自校の特徴のほか今後の説明会の情報などを発信した。例年であれば、既に県内各地で合同説明会が実施されているが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため相次いで中止や延期になっている。

 視聴していた受験生の子を持つさいたま市見沼区の主婦は、「不正確な入試情報の噂(うわさ)が広まる中、学校の先生から直接正しい情報が聞けて助かった。子どもの志望校選択のきっかけにもつながる」と安堵(あんど)の声を寄せた。今回参加していた叡明高校広報部の市川浩部長は「高校も時代に合った進化が必要。受験生を全力でサポートしていきたい」と語った。

 同社によると今回の視聴者を対象に行ったアンケートでは、98・5%が「次回の参加を希望する」という結果だったという。「次回についても、受験生や保護者に自信をもって情報を提供していきたい」と同社運営統括部副部長の佐久間貴充氏。

 次回実施する7月24日の説明会には、6月22日現在で、栄東、開智、本庄東、本庄第一、正智深谷、成徳深谷、西武台、狭山ケ丘、佐野日本大学、国学院大学栃木高校が参加を予定している。

 問い合わせは、同社本部事務局(電話0120・385・314)へ。

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