<新型コロナ>16人が感染…勤務先や家族の陽性者と接触 県「第2波の入り口とならないよう注意を」
県などは26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに16人判明したと発表した。
これまでに確認された陽性者は1090人(チャーター便帰国者含む)、死者は65人。重症者は4人。感染者の指定医療機関への入院は13人、一般医療機関への入院は36人、ホテル療養は9人、自宅療養は1人。574人が退院し、療養終了は376人となった(26日午後5時現在)。
県によると、県管轄で感染が確認されたのは9人。詳細が分かっているのは7人で、三郷市の30代介護職男性は同居家族に陽性者がいる。上里町の50代男性はさいたま地裁の職員。町内の50代自営業男性らと会食し、いずれも25日に陽性と分かった。狭山市の50代自営業男性と80代無職女性は親族で接触があった。熊谷市の30代飲食業女性は勤務する東京都内の店に陽性者がいる。草加市の30代会社員男性は無症状で、川口市が発表した陽性者と食事をしていた。残る2人は詳細を調査中。
また、25日に感染が分かり、調査中だった3人はいずれも都内の職場に勤務する加須市の20代アルバイト女性、富士見市の20代飲食業女性、和光市の20代会社員男性だった。
県保健医療政策課は「新規陽性者が増えているが、まだ第2波と言えるほどではない。その入り口とならないよう、できるだけ早めに啓発、注意喚起すべき」と話した。
さいたま市によると、感染が判明したのは市内に住む20代女性と50代の男性会社員。市内の別々の医療機関によるPCR検査で陽性が確認された。いずれも軽症で入院する予定。感染経路は不明という。
川口市によると、感染が判明したのは都内に通うアルバイトの20代男性、無職の20代男性。いずれも渡航歴はなく、アルバイト男性は入院し、無職男性は自宅待機している。
川越市によると、感染が判明したのはいずれもアルバイトの60代男性と20代女性。いずれもPCR検査で25日に陽性と判明した。女性は24日に陽性と分かった坂戸市の30代飲食業男性と接触歴があったため検査を受けていた。
越谷市によると、感染が判明したのは、市内に住む20代アルバイト女性。23日から発熱や腹痛を訴え、医療機関を受診。24日に熱が下がったが、微熱が続いたため保健所に相談し、PCR検査をした。軽症で入院調整中という。