襲われる男性ら恐怖、深夜に次々脅迫…付近にいた26歳、警官が職質するとポケットに包丁入れていた「強盗やる予定」 そのまま逮捕、明かされる襲撃模様 27歳男性は帰宅中、刃物を突き付けられ「金を置け」路上で羽交い絞めに
埼玉県坂戸市内の路上で男性から現金を奪ったとして、県警捜査1課と西入間署は19日、強盗の疑いで鶴ケ島市脚折町1丁目、無職の男(26)を再逮捕した。
再逮捕容疑は9月10日午後11時58分ごろ、坂戸市緑町の路上で、徒歩で帰宅途中の男性(27)に対して背後から羽交い絞めにしてナイフのような刃物を突き付けて「金を出せ、金を置け」などと脅迫し、現金2万円を奪った疑い。「間違いありません」と容疑を認め「金に困ってやった」などと供述しているという。男性にけがはなかった。
同課などは今月8日、鶴ケ島市内の路上で包丁を所持していたなどとして、10日までに銃刀法違反と強盗予備の疑いで男を逮捕、送検しており、被害現場周辺の防犯カメラなどの精査や男の自供などから関与を特定した。
付近の路上では5日と8日にも同様の手口の強盗、強盗未遂事件が発生しており、男は犯行をほのめかしていることから、同課などが関連を捜査している。
■「強盗やる予定だった」自宅付近で男発見、ポケットに包丁…逮捕(以下、初報)
鶴ケ島市内の路上で包丁を所持していたなどとして、県警捜査1課と西入間署は10日までに、銃刀法違反の疑いで、同市脚折町1丁目、無職の男(26)を現行犯逮捕し、同法違反と強盗予備の疑いでさいたま地検川越支部に送検した。
逮捕、送検容疑は8日午後10時46分ごろ、同町2丁目の路上で強盗をする目的で刃渡り12センチの包丁1本を所持していた疑い。調べに対し「間違いない」と容疑を認めた上で「強盗をやる予定だった」などと供述しているという。
同課によると、男の自宅から約500メートル離れた坂戸市緑町地内の公園で同日午後7時ごろ、鶴ケ島市に住む男性(65)が男にナイフのような物を突き付けられ、金品を奪われそうになった強盗未遂事件が発生。
付近の防犯カメラなどから男の関与が浮上し、自宅付近に現れた男を警戒していた警察官が職務質問したところ、上着のポケットに包丁を携帯しているのを発見し、現行犯逮捕した。
付近の路上では先月10日と今月5日にも、通行人が男からナイフのような物を突き付けられてバッグや現金などを奪われる強盗事件が発生しており、男はいずれも関与をほのめかしていることから、県警が関連を調べている。