埼玉新聞

 

<新型コロナ>10人感染…嵐山、戸田の未就学児ら 家族情報、濃厚接触者の有無など明かさない男性も

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは30日、新型コロナウイルスの感染者が新たに10人判明したと発表した。

 これまでに確認された陽性者は1132人(チャーター便帰国者含む)、死者は65人となった。重症者は3人。感染者の指定医療機関への入院は27人、一般医療機関への入院は54人、ホテル療養は12人、自宅療養は6人。579人が退院し、療養終了は379人となった(30日午後5時現在)。

 県管轄では6人の新規陽性者が判明。これまでに詳細が分かっているのは4人で、戸田市の未就学男児は6月26日に判明した同市の20代無職女性の同居家族。日高市の30代会社員男性と嵐山町の40代会社員男性はいずれも県内の会社に勤務しており、感染経路は不明という。80代男性は個人の意向として住所や同居家族、濃厚接触者の有無などを明らかにしていない。2人は調査中。

 また6月29日に判明し、調査中だったのは2人。川越市の50代会社員男性は県外の陽性者と接触があり、蕨市の外国籍会社員男性は6月27日に判明した20代外国籍女性学生の同居家族だった。

 さいたま市によると、感染が判明したのはいずれも市内に住む40代男性と20代女性の2人の計3人で、いずれも市内医療機関が検査した。市保健所が感染経路や職業などを調査している。一方、クラスター(感染者集団)が発生している同市大宮区仲町のキャバクラで、新たに女性従業員2人が判明し、検査対象は計42人となった。39人の検査を終えて陽性は12人のままで、残り3人は市外の保健所が検査している。来店客の相談は19人で、5人の検査結果が判明して、いずれも陰性だった。

 川口市によると市内に住む30代の会社員男性の陽性が確認された。

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