首つって自殺の可能性…高3男子が死亡 自宅に遺書のようなもの、いじめ受けた内容の記述/加須
2019/02/23/00:00
17日午後、加須市内で、県立高校3年の男子生徒(18)が死亡しているのが見つかっていたことが22日、県警や県教育委員会などへの取材で分かった。現場の状況などから自殺の可能性が高いとみられる。自宅には「嫌な思いをした」という趣旨の遺書のようなものが残されており、いじめがあったことをうかがわせるとして、県警や県教委が詳しい経緯を調べている。
17日昼ごろ、通行人が加須署に通報。消防によると、県警から通報があったのは17日午後0時15分ごろで、男子生徒は加須市内の運動施設敷地内で動かない状態だったという。救急隊が到着した同25分ごろには、既に意識や呼吸がなく心肺停止状態だった。現場の状況から首をつって自殺したとみられる。
県教委によると、自宅には遺書のようなものが残されており、「嫌な思いをした」という趣旨の記述があったという。捜査関係者によると、言葉によるいじめを受けていたことを示す内容だった。
県教委は「事実関係の確認を急いでおり、遺族の意向をくみながら必要な対応をしていきたい」としている。