アパートの女性遺体、この部屋の男を逮捕 トラブルか…被害者宅に侵入、10代長女の首絞めた疑い/県警
2020/07/04/00:00
さいたま市緑区東浦和5丁目のアパートの一室で女性が死亡しているのが見つかった事件で、県警は3日、遺体がさいたま市南区四谷、無職熊田真奈美さん(46)と明らかにした。司法解剖の結果、死因は頚部(けいぶ)圧迫による窒息死と判明。県警は殺人事件と断定し、浦和東署に捜査本部を設置した。
この部屋に住む男の行方が一時分からなくなっていたが、県警は同日、熊田さんの10代長女に対する殺人未遂などの疑いで、職業不詳の男(58)を逮捕した。熊田さんを殺害した可能性もあるとみて調べる。
逮捕容疑は2日午前7時ごろ、熊田さん宅に侵入。長女の首を手で絞めるなどして殺害しようとした疑い。県警は認否を明らかにしていない。
捜査本部によると、長女は襲われた後、近くの住宅に逃げ込み、同日午前8時6分ごろ、この家に住む男性が110番。男は現場から逃走したが、県警は被害者の聴取などから犯行を特定。同日午後5時8分ごろ、浦和署員が捜索のため男宅を訪れたところ、室内で熊田さんの遺体を発見した。
県警は長女への殺人未遂容疑などで逮捕状を取得し、男の行方を追っていたが、3日に上尾市内の立ち回り先で発見し逮捕した。
熊田さんと男は交際相手とみられ、県警は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、熊田さんの死亡の経緯や動機を調べる。