埼玉新聞

 

髪を引っ張られ、性的な話も…医師や看護師ら迷惑、患者の要求を拒否しづらく 命の危険も感じた訪問医療、患者や家族のハラスメント実態 複数人で訪問すると抑止効果あり、補助金も用意…しかし利用ゼロ、さらなる問題が

  • 事件後に立てこもり現場付近を調べる捜査員ら=2022年1月29日午後、ふじみ野市大井武蔵野

    事件後に立てこもり現場付近を調べる捜査員ら=2022年1月29日午後、ふじみ野市大井武蔵野

  • 事件後に立てこもり現場付近を調べる捜査員ら=2022年1月29日午後、ふじみ野市大井武蔵野

 ふじみ野市で昨年1月に発生した猟銃立てこもり事件を契機に、患者やその家族らによる医師などへの暴力やハラスメントの問題が表面化した。県などはアンケート調査を基に昨年末から医療従事者保護のための予算を投じているが、活用実績は乏しく、周知が課題に。県医師会の顧問弁護士は患者の要求を拒みにくい訪問医療の現状を指摘し、医師らが法律家に直接相談できるシステム作りを提案する。

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