埼玉新聞

 

命かける医療従事者や病院の経営苦しいと…コロナ対策に100万円寄付 さいたま市、業者に感謝状

  • 清水勇人市長(右)から感謝状を受け取ったホクシン興業の柴崎知大代表取締役と姉の中谷さゆりさん=3日午前、さいたま市役所

 さいたま市は3日、市の「新型コロナウイルス感染症対策さいたま応援寄付」に現金100万円の寄付を受けたとして、不動産業「ホクシン興業」(大宮区)に感謝状を贈呈した。清水勇人市長は「いったん収束しつつあったが、クラスター(感染者集団)が発生している。感染防止を徹底するため、寄付を大切に生かしたい」と謝意を述べた。

 感謝状を受け取った同社の柴崎知大代表取締役は「連日の報道で、最前線で命をかけて治療をしている医療従事者がいて、病院の経営が苦しいと聞いた。生まれ育ったさいたま市に少しでも貢献したいと思った」と話していた。

 市財政課によると、同寄付は4月28日から受け付けを開始。6月29日時点で、84件809万2千円が寄付されている。寄付金は市の新型コロナウイルス対策の事業に充てられる。

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