<新型コロナ>クラスターのホストクラブ、さいたま市が店名公表 店側、ツイッターで明らかに
2020/07/10/00:00
さいたま市大宮区の南銀座地域で接待を伴う飲食店のホストクラブでクラスター(感染者集団)が発生したことを巡り、市は9日、店側の了承を得られたとして、店舗名を公表した。8日に記者会見した市保健所は当初、了承を得られていないとして公表しなかった。清水勇人市長は報道陣の取材に「店側がツイッターで明らかにしていたので、改めて経営者の方に理解をいただいて公表した」と述べた。
店舗は大宮区仲町1丁目の「URBANITY CLUB E・S」(アーバニティクラブエス)。同店は6日にツイッターで、従業員の感染を明らかにし、おわび文を載せていた。30代の男性店長は取材に「こういう状況ですから、公表しないといけない。義務だと思います」と話していた。
清水市長はクラスターの店舗名の公表について、「公衆衛生上の疫学調査を行わなければならず、できるだけ協力をしていただく必要がある。強引に店舗名を公表するのでなく、事業者側の理解も必要不可欠」と述べた。
清水市長は6日、大宮区の地元商店街から「風評被害を受ける」との要望を受け、クラスターの店舗名を原則公表するとの方針を示していた。例外として、来店客を把握できるなどすれば、公表しないと説明していた。