埼玉新聞

 

昼も夜も盛況! 人気は地元産野菜たっぷりのタンメン 宮代に根付いて30年の「支那そば織ちゃん」

  • 人気のタンメンとギョーザ、ライス、お新香のセット

    人気のタンメンとギョーザ、ライス、お新香のセット

  • 調理に精を出す織原敬さん(右)と長男の敬介さん=埼玉県宮代町笠原

    調理に精を出す織原敬さん(右)と長男の敬介さん=埼玉県宮代町笠原

  • 人気のタンメンとギョーザ、ライス、お新香のセット
  • 調理に精を出す織原敬さん(右)と長男の敬介さん=埼玉県宮代町笠原

 埼玉県宮代町笠原2丁目にあり、東武動物公園駅西口や町役場前、目抜き通りに面する人気店。1994年にオープンした。ラーメン店や中華料理店はじめ飲食店がひしめくかいわいで30年目を迎える。オーナーの織原敬さん(67)は妻美重子さん(69)をねぎらいながら「母ちゃんも頑張ってくれた。コツコツ何とか地元で続けることができた。お客さんのおかげ」と目を細める。

 店は織原さん夫妻と長男敬介さん(41)が切り盛りする。平日は役場職員や会社員らでにぎわう。夜は地元の居酒屋として、週末は東武動物公園を利用する客が訪れる。

 あっさりとしたスープと細麺が特徴のラーメン。とりわけ地元宮代産の野菜をふんだんに使ったタンメンが人気だ。麺類と手作りギョーザなどセットで注文する客が多い。

 織原さんは地元で育ち、町内の別の中華料理店でアルバイトをしていたことがきっかけでこの道に。いったんは就職したが、40歳を前に食品スーパー店長から脱サラし「織ちゃん」を開店した。

 「夜まで飲める店にしたかった」と店舗を拡充。「さっぱりしたものをメニューに」と新鮮な刺し身料理を加えると、口コミで評判になった。スーパーの仕入れで培った目利きが生きた。グループや宴会の予約が増えた。料理はもちろん、織原さんの人柄に、人が集まる。「人が良いから仲の良い友達や家族連れが常連で来てくれる」と美重子さん。

 30周年を機に敬介さんに店を引き継ぐ。織原さんは「オーナーが若くなれば新しいお客もつくはず」、敬介さんも「町のおいしい食堂を守りたい」と意欲を語った。

【メモ】「支那そば織ちゃん」宮代町笠原2の6の32(電話0480・32・7854)。営業時間は昼が午前11時半~午後2時、夜が午後5時半~同9時。定休日は月曜と第3火曜。駐車場4台。

【主な人気メニュー】支那そば600円、タンメン750円、もやしそば750円、ギョーザとライスなどセットはプラス250円。各種定食もある。

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