<新型コロナ>埼玉で35人感染…同じ施設で園児や職員ら7人 さいたまや越谷、都内勤務の男女ら感染
2020/07/12/00:00
県などは11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに35人判明したと発表した。内訳は、県発表が28人、さいたま市と越谷市が各3人、川口市が1人。これまでに確認された陽性者は1431人(チャーター便帰国者含む)、死者は67人、重症者は3人。感染者の指定医療機関への入院は46人、一般医療機関への入院は111人、ホテル療養は51人、自宅療養は39人。657人が退院し、療養終了は426人となった(11日午後5時現在)。
県によると、県管轄で感染が判明した28人のうち、詳細が分かっているのは未就学児から80代までの男女17人。久喜市の20代女性と居住地非公表の60代男性は就学前の子どもが通う県内の同じ施設の職員で、久喜市の未就学の女児は同施設に通っていた。この施設では職員と園児計7人の感染を確認。全職員と園児のPCR検査が行われ、他の181人は陰性だった。
感染が分かった同施設の職員と会食をしていた県大久保浄水場所属の深谷市の20代男性職員の陽性も判明。東秩父村の80代無職男性の感染も確認された。同村民の感染者は初めて。
さいたま市によると、感染が判明したのはいずれも同市に住む30代女性ら男女3人。女性はクラスター(感染者集団)が発生している大宮区のホストクラブの来店客として感染が判明した50代男性の知人。無症状で同店に行っていない。ほかに20代の女性会社員は都内に勤務、20代の男性会社員は市内に勤務している。
越谷市によると、いずれも男性の30代会社員、20代会社員、60代会社員の3人の感染が判明。20代と30代の男性は都内に通勤していた。
川口市によると、新たに60代の無職男性の陽性が確認された。